投稿日:2017/08/19 更新日: 雑記

【書籍紹介】図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本

著者 :神崎 洋治
出版社:秀和システム
発売日:2016/7/5
Amazon

本書は人工知能の入門書的立ち位置にあり、以下の4つの章から構成されている。

  • 第1章:AIの歴史。
  • 第2章:AIのビジネスへの活用。
  • 第3章:ディープラーニングの解説。
  • 第4章:AIの研究を牽引する国内外の企業。

この中では、特に第2章が最も興味を惹かれた。

第2章は、既にAIを取り入れて運用しているサービスやシステムを中心に紹介している。紹介している事例は、チャットボットの「りんな」や楽曲の自動生成サイト「deepjazz」といったエンタメ系から、医療向け情報検索システムや犯罪予測システムといった社会インフラ系まで幅広く紹介されている。2016年の時点では、話し言葉のような自然言語を人から入力として受け取って、なんらかの結果を返すシステムとして人工知能を活用しているシステムが多く、そのため自然言語の処理に長けたIBM Watsonを利用している事例が目立った。
ちなみにIBMは「人工知能」というのは人間のように振る舞う「強い人工知能」を指すと考えている。したがってWatsonのことは人工知能とは呼ばず「コグニティブ・システム」と呼んでいる。

人工知能に馴染みがなく、人工知能について浅く広く学びたい人には本書はうってつけである。本書を読んで横方向の知識を身に付けた後は、自分が興味を持ったテーマについて、webで調べたり書籍を読んだりすることで縦方向の知識を身に付けるのが良いと思う。書籍であれば、たとえば「よくわかる人工知能」(Amazon)は、人工知能に力を入れている企業の方へのインタビュー形式の書籍で読みやすく、現場レベルの方がどういう考えを持っているかを知ることができる書籍としておすすめである。


-雑記
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