投稿日: WWW 論文紹介

A comparison of visual and textual page previews in judging the helpfulness of web pages

Aula, Anne
Khan, Rehan M.
Guan, Zhiwei
Fontes, Paul
Hong, Peter
In Proc. of WWW2010
http://dl.acm.org/citation.cfm?id=1772697

概要

検索結果の表示方法と、ページの適合性判断の関係を分析。

実験に使用するタスク

medical、travel、shopping、imagesの4カテゴリで、各カテゴリ2つのタスクから成る。実験3のみblogとnewsカテゴリも含めた6カテゴリ。
各タスクで、著者が指定したクエリで検索し、Googleが返す1件目の検索結果の「similar pages」の上位4件を実験に使用。(実験1、2では4*2*4ページ)

実験1

以下の2種類の表示方法を使用。

  1. 20%ズームしたページのサムネイルと、サムネイルの下にタイトル+URL
  2. 38%ズームしたページのサムネイルと、サムネイルの下にタイトル+URL

被験者は、それぞれの表示方法でのクエリとの適合度を5段階で評価し、その後実際にページを閲覧してクエリとの適合度を再度5段階で評価。
実験の結果、1の方がより適切にページの適合度が判定できていた。ページを実際に見る前後での適合性の相関係数は1が0.85、2が0.82と高い。

実験2

以下の2種類の表示方法を使用。

  1. タイトル+スニペット+URL
  2. 20%ズームしたページのサムネイルと、サムネイルの上にタイトル+URL

評価方法は実験1と同様。
実験の結果、両者に有意差は無し。ページを実際に見る前後での適合性の相関係数は1が0.8、2が0.93。実験1の結果と比較すると、サムネイルに加えてタイトルとURLを表示する場合は、サムネイルの上にタイトルとURLを表示する方が適合性の判定精度が上がることがわかる。

実験3

以下の6種類の表示方法を使用。

  1. 200×150のサムネイルと、サムネイルの下にタイトル+URL
  2. 200×200のサムネイルと、サムネイルの下にタイトル+URL
  3. 200×250のサムネイルと、サムネイルの下にタイトル+URL
  4. 200×250のサムネイルのみ
  5. タイトル+URLのみ
  6. スニペットのみ

評価方法は実験1と同様。
実験の結果、以下のことがわかった。

  • サムネイルが大きいほど適合性の判定精度は高い。
  • サムネイルのみでは適合性の判定精度は大きく悪化。
  • 5、6でも1~3と同程度で適合性の判定がされていた。
  • サムネイルを表示したときはプレビュー段階で適合性を実際より低く判定し、5と6ではプレビュー段階で適合性を実際より高く判定されることが多い。
  • タスクやカテゴリによって、UIによる適合性判定の精度に大きな差はなかった。

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