投稿日: その他 論文紹介

No clicks, no problem: using cursor movements to understand and improve search

Huang, Jeff
White, Ryen W.
Dumais, Susan
In Proc. of CHI2011

概要

検索行動中のユーザのカーソルの動きに関する分析を行った。また、カーソルの動きからgood abandonmentとbad abandonmentを区別する可能性を検証した。

視線とマウスカーソルの関係に関する実験

38人の被験者がそれぞれ32個の検索タスクを行い、視線とマウスカーソルの位置を記録して比較。
その結果、視線とマウスカーソルは平均して178pxしか離れておらず、視線の代わりにマウスカーソルの位置を利用することはリーズナブルであることを示した。
また、カーソルの位置は視線よりも横方向に+3px、縦方向に+29px離れていることが多く、視線の右下に位置していることが多い。

SERP中でのマウスカーソルの動きに関する実験

Microsoftの社員のブラウザ上で日常のブラウジング時のマウスカーソル位置を記録。1ヶ月間で21,936人のデータを収集。

収集したデータを分析した結果、SERP中の各検索結果にホバーする時間は順位が下がるにつれて単調に現象していた。
検索結果の1位をクリックする前には2位と3位の結果にホバーされ、2位をクリックする前には1位、3位、4位の結果にホバーされる、というように、クリックする前にはその周辺の結果も見ていることがわかった。また、クエリを再入力する前には、1位から4位までをホバーし、その後クエリの再入力が行われていた。クエリサジェスチョンを選択するときも同様の傾向があり、クエリサジェスチョンの選択やクエリの再入力を行う前には、上位の検索結果だけしか見られていないことがわかった。

Abandonmentに関する実験

ログからabandonmentなクエリ859個を集めたところ、184個はgood abandonmentで675個はbad abandonmentであった。各クエリを入力したユーザの、SERP中でのカーソルの移動距離、カーソルの移動時間、カーソルの移動速度を調べたところ、good abandonmentの方が移動距離が短い、移動時間が短い、移動速度が遅い、という傾向が見られた。


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