投稿日:2014/09/16 更新日: SIGIR 論文紹介

Using information scent and need for cognition to understand online search behavior

Wu, Wan-Ching
Kelly, Diane
Sud, Avneesh
In Proc. of SIGIR2014
http://dl.acm.org/citation.cfm?id=2609626

概要

Information Scent(IS)とNeed for Cognition(NFC)がユーザの検索行動に与える影響を調べた。
ISとは、クエリに対する検索結果がどの程度自分の欲しい情報に関係があるかを示す手がかりのようなもの。この研究では、1ページ目のSERP中の適合文書の数やその順位をISとしている。
NFCは「a personality trait that measures the extent to which a person enjoys cognitively effortful activities」と定義されており、個人によってことなる指標。

実験

ISでは、information scent level(ISL)とinformation scent pattern(ISP)について実験を行った。
ISLとは、SERP中の適合文書の数であり、上位1件のみ適合(low)、上位3件のみ適合(medium)、上位5件のみ(high)の3種類を用意。
ISPとはSERP中の適合文書の位置であり、1位、2位、5位、8位が適合(persistent)、1位から4位が適合(disrupted)、4位から7位が適合(bursting)の3種類を用意。

被験者は47人でタスクは6個用意し、各被験者は6個のタスクをこなし、各タスクには上記6種類のISのいずれかが割り当てられる。被験者は何度でもクエリを入力できるが、最初3つのクエリに関しては、被験者がどのようなクエリを入力しようが、クエリとは無関係にISに応じて検索結果は固定されている。被験者はページを見て、重要と思えばそのページを保存し、被験者が必要な情報を発見できればタスクは終了。

NFCは既存研究のアンケートを用いて、各被験者ごとにNFCのスコアを決める。

結果

ISLについては、lowからhighになるにつれて、検索結果を見る時間が長くなる、クリックする文書数が増える、より下の順位の文書までクリックする、より下の順位までホバーする、クリック後に保存する回数が増える、といった傾向があった。

ISPについては、persistentとdisruptedはburstingよりもクリック後に保存する回数が増える、検索結果を1度もクリックしない回数が減る、といった傾向があった。つまり、4位から7位に適合文書があっても、被験者はそれに気づかないことが多いことを示している。

NFCについては、NFCの値の低い被験者ほど、ページネーションの回数が多く、より下の順位までホバーすることがわかった。つまり、NFCの高い人に対しては、より上位に適合文書を配置することが重要となる。


-SIGIR, 論文紹介

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